自費診療を選んだ理由
自費診療を選んだ理由
自費診療を選んだ理由
保険制度の最大の問題点は、治療を基準に考えられているために、「予防という概念が存在しない」点です。

現在、医療技術がこれだけ進歩し、 むし歯を作らない方法もわかってきているというのに、保険制度下で行われる現行の治療は財源不足などの理由から、何十年も変わらないままであり、患者さんはそれらの治療の恩恵を受けることができません。
これでは患者さんが、むし歯や歯周病になるのを待っているようなものです。
予防できる方法があるならば、 むし歯になるのを待たずそれを用いるのが医療者の倫理・良心ではないでしょうか。
開業して以来、たくさんの地域の患者さんに歯科治療を行ってきました。

ただ、患者さんの為に行いたい治療が「保険診療」という壁にぶつかってしまい、どうしても本当に行いたい治療が出来ないという、なんとも歯がゆい思いをしてしまいました。

また、現在では混合診療を厚労省は原則として認めていません。
どういう事かといいますと、保険医療機関の認可を受けている医院では保険で行える治療に関しては保険診療で行わなければなりません。
ですから、初診は保険を使っているのに歯内療法(根管治療)などの根の治療を自費で行う事や別材料などの一部負担や消毒費用などを別に頂く事は保険医療機関ではできません。
子供の治療のみ保険で行う事もできません。
もちろん予防処置も保険ではできません。
(実際に患者さんに聞かれることがありますので例を上げています。)

当院では、この点を「保険診療機関を辞退する」という方法によって改善し、常に患者様にとって最善の治療・未来への予防対策を行っています。

保険診療と自費診療とは?

  • 保険診療とは
    保険診療とは

    むし歯や歯周病などの病気からの機能回復を目的とした治療です。
    治療のために用いる素材や治療法は厳密に定められており自由度はありません。悪いところを治すための最低限の治療であるため、患者さんの個性や要望に応じた治療を行うことは難しく、画一化された治療法を提供することしかできません。
    また、保険点数というものが厳しく定められておりその点数が歯科医院の報酬になるため、極論をいえば必要性の低い治療であってもそれを行うことで報酬がえられるという仕組みとなっています。
    治療中心であるため、予防に対する診療はほとんど行うことができません。
    それによって治療の繰り返しが生まれ、ご自身の歯を失っていく事になります。

  • 自費診療とは
    自費診療とは

    素材や治療法などを自由に選ぶことができる治療法です。
    保険診療では制限があり、見た目が良くない治療であっても自費診療であれば、納得のできる素材・方法を用いることができます。
    患者さんの考えや希望に沿ったオーダーメイドの治療はもちろんのこと、自分の歯を守るための予防にも力を入れることが可能です。
    お子さんの場合は、早い時期に予防管理処置を受けることで生涯むし歯のない健康的な歯をキープすることも十分可能であり、上手に用いることで享受できるメリットが大きい予防的治療法です。

Difference

保険診療 自費診療
治療レベル 最小限の治療を行うのみ。予防は重視されない 患者の意向に沿った高度な治療が可能
時間 効率の面で時間をかけられない 十分な時間をかけられる
素材 銀歯や入れ歯等、金属部分が目立ったり、
取り外しのための不都合があったりする
セラミックやオールクラウンなど、天然歯と見た目が変わらなく美しい。適材適所に工夫ができる
歯科医師の方向性 点数により医院経営を行うため、必要かどうかよりも、短い時間で効率的に治療をこなすことを重視しがち。しがって治療レベルはあまり高くない 予防をはじめとする、「むし歯にならない治療」「将来にわたり健やかな歯を目指す治療」が可能。
あらゆる素材、あらゆる方法を用いることができるので、最高レベルの治療が可能。

Merit and Demerit

Merit and Demerit

自費治療のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
さまざまな方法で治療できる 医療費を全額負担しなくてはならない
最新技術を使った治療ができる 自分に合った医院を探すのが大変
あらゆる角度から問題を解決できる 医院によって料金体系が違う
ハイレベルな仕上がりが期待できる
自費治療は、保険制度によって治療方法などに制限をかけられていないため、患者さんが抱えている問題に対して、いつもベストな治療をご提供できます。

さらに、予防の観点からもしっかりとした処置ができるため、虫歯を削って何度も通院したり、治療したはずの虫歯を再発させて、何度も悩まされたりすることが少なくなるのです。

支払い金額が高くなってしまいますが、将来の歯の健康や医療費を考えると、質の高い自費診療を行うことは非常にお得と言えます。

Market price

自費治療の相場

自費治療の相場は決まっていません。

それぞれの歯科医院によって価格は違いますし、それを安いと感じるか高いと感じるかもあくまで個人の感想の範囲内となってしまいます。

なぜなら、歯科医院の料金はスキルという目に見えないものによって決まるからです。

たとえば削った歯に詰め物をするとして、その材料の値段は決まっていますが、
歯科医がどれだけのスキルや技術でその材料を詰めたのかは判定しにくいもの。

高い技術で詰めてくれるなら高額だし、それほど高い技術でないのなら金額は比較的安くなります。
また、自費治療とはいえ、どの治療をするかによって金額は大きく変わってくるものです。

自費治療の金額に関しては不安なことも多いでしょうから、治療の前にしっかり診療内容と金額を確認しておくことと、
「なぜその金額になるのか?」については十分な説明を受けるようにしましょう。

自分や家族の大切な歯を守りましょう

歯は、一度無くしてしまったら取り戻せないものです。

歯を失ってからどれだけ歯磨きをしても、どれだけ歯医者に通っても、
一度失ってしまった歯を取り戻すことはできません。

歯を失ってしまうと、言葉を発しづらくなったり、食べ物を噛めなくなったり。

やはり、歯は生きていくうえでとても大事なものなのです。

そこで大切になってくるのが、歯を守ること。

多くの人は歯にトラブルを抱えたとき、歯科医院を頼るしかありませんが、
あなたが頼っている歯科医院は本当にあなたの歯を守ってくれるのでしょうか?

あなたや家族の歯を守ってくれる治療制度や設備は整っているでしょうか?

大切な歯を守るためにも、ぜひ一度考え直してみてください。

自分や家族の大切な歯を守りましょう