実家が酪農を営んでおり牛を飼っていたため、私は幼い頃から生命や生物に対する興味を漠然と持っていました。
小さな頃は、「獣医師になるんだ」と思っていたような気がします。
小学生時代は、ラジオを分解したり、工作をしたりと手先を使った作業が好きな子どもでした。
理数系が得意でしたので理系に進んだのですが、東京に住んでいた叔父が私の性格を見抜き、「歯科医師になった方がいい」とすすめてくれたんです。
私も「人の役に立てる仕事をしたい」と考えていましたし、ほかならぬ叔父の言うことでしたので歯科大学に進む決意をしました。歯学部では、見るもの学ぶものすべてが目新しく新鮮で、夢中になって勉強したのを覚えています。
人と接することができ、細やかな作業を追求できる歯科医師は、私にピッタリの仕事だと自負しています。
振り返ってみれば、自然な流れでここまで来たように思います。